全国5つの高校の協力を得て、アンケートによる高校生の投票意識調査を行いました。有効回答1282を得て集計を行いました。
有権者の年齢が18歳に引き下げられたことによって、高校生のみなさんにとって選挙や政治への参加が大きな課題になりました。
このアンケートは、みなさんが選挙や政治について、どのようなイメージを持っているのかを聞くと同時に、考えるためのヒントを提供しています。「正解」があるわけではありません。
アンケートの結果は、選挙権を獲得した若者と市川記念会女性と政治センターのコラボレーションとして、ITを駆使して全国に発信します。加えて、全国各地の高校生を市川記念会に招待し、講義、討論をインターネットでみなさんの母校をはじめ全国に発信します。また、それに対するレスポンスを展示、発信、記録します。
18歳から選挙権を行使することになった高校生はいま、投票や政治についてどのように感じ、考えているのだろうか。主権者になるということを、どのようにとらえているのだろうか。この問題は、国政に選挙権を行使することになる参議院選挙が近づくにつれて、高校生自身だけでなく社会全体の関心を集めるようになりました。
今回のシンポジウムは、北海道から沖縄まで、全国の4高校(旭川明成高校、仙台城南高校、桜丘高校〈東京〉、沖縄尚学高校)と、アンケート調査に参加した同志社高校の協力によって開催します。18歳選挙権の意義を各校代表の女子高生が、アンケートやフィールドワークにもとづいて、2日間にわたって多角的に、深く議論します。
なお主催は、女性参政権を求めて運動し、参政権実現後は国会議員として民主政治実現のために活動した市川房枝(1893~1981)が1962年に創立した財団法人婦選会館(現・公益財団法人市川房枝記念会女性と政治センター)です。市川は、亡くなるまで毎年「新有権者のつどい」を開催し、選挙の重要性と1票の重みを若者に訴え続けました。この創立者の理念に基づき、18歳選挙権が初行使される今年、関係者の協力を得て本シンポジウムを開催する運びとなりました。
日時
2016年6月18日(土)~19日(日)
会場(公財)市川房枝記念会女性と政治センター
東京都渋谷区代々木2-21-11 婦選会館
☎03-3370-0238
主催(公財)市川房枝記念会女性と政治センター